イスラム国の動き|流れを時系列にまとめてみた(2)

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イスラム国内部の構造
こちらのまとめの続きです。随時更新していきます。

イスラム国の動き|流れを時系列にまとめてみた
イスラム国の樹立 母体 ISISの母体は、イラク戦争(03...

1月30日からの全体的な動き、主だったイスラム国関連の話題をまとめました。ニュースとか見てなくて話についてけない人用。

1月30日からのイスラム国関連の主だった動き

1月30日 イラク北部の油田都市キルクークを攻撃

クルド人治安部隊の幹部ら9人が死亡。それでも治安部隊はイスラム国の戦闘員をいったん撃退したという。

キルクークは大規模油田がある要衝。石油利権の獲得を狙い、同市制圧に向けた攻撃を強めているとみられる。ロイター通信によると31日、イスラム国がキルクーク近郊の小規模な石油関連施設を制圧したと伝えた。

イスラム国が支配している油田

イスラム国が支配している地域や油田

2月1日 後藤健二さんを殺害する映像が公開される

後藤さんとみられる男性の殺害を示唆するビデオで、戦闘員が英語で述べたメッセージは次の通り。

日本政府へ。おまえたちは、おろかで悪魔的な有志連合の同盟国のように、われわれがアラーのご加護をうけた権威と力を持ったイスラム教カリフ国家であり、おまえたちの血に飢えている軍であることをまだ理解していない。アベよ、勝てない戦争に参加するというおまえの無謀な決断のせいで、このナイフはケンジを切り裂くだけでなく、どこであろうとおまえの国民が発見されれば殺戮(さつりく)を続けるだろう。日本にとっての悪夢の始まりだ。

2月3日 ヨルダン軍パイロットを殺害したとする映像が公開される

約22分間の映像はCGも駆使され、時間をかけて作られたことが伺えるものだった。映像の最終盤には、檻に閉じ込められて油のようなものをかけられた元パイロットに火を放つ様子が映し出されていた。
なお、イスラム教では『最後の審判』のために肉体が必要とされるため土葬が基本。灰にすることで肉体をなくすことは最大限の侮辱にあたると考えられる。

2月4日 ヨルダンが女死刑囚の死刑を執行

パイロットの殺害映像公開を受け、ヨルダン当局は報復として、ヨルダンで収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚の死刑を執行。

国連がイスラム国による子どもたちの誘拐、性奴隷としての人身売買を報告

国連の「子どもの権利委員会」が4日、イスラム国が誘拐したイラク人の子どもたちを性奴隷として人身売買しているほか、生き埋めにして殺害していると報告。18歳未満の子どもの犠牲が増加しているという。

2月5日 ヨルダン軍が“首都”ラッカに大規模な報復空爆

イスラム国が首都と称するシリア北部ラッカで空爆を開始。ラッカ周辺は先に殺害されたパイロットが空爆したと伝えられる地域で、「中尉殺害を受けた空爆」との見方をされている。

過激派ボコ・ハラムがカメルーン北部の町で住民70人以上を殺害

イスラム国に支持を表明している過激派ボコ・ハラムが、カメルーン北部フォトコルを襲撃。モスク(礼拝所)や住居で住民らを殺害し、建物に放火。地元住民の話では死者は100人以上とも伝えられた。

外国人戦闘員は最大で2万730人に達したとの推計が出る

英ロンドン大の過激化・政治暴力研究国際センターが、イスラム国などシリアとイラクのイスラム教スンニ派武装勢力に合流した外国人戦闘員は最大で2万730人に達したとの推計を発表。

流入は中東・北アフリカからが過半数を占める。中でも多いのはチュニジア、サウジアラビア、ヨルダン、モロッコといった国々からの流入。

西欧からは最大4千人が流入。最多はフランスの1,200人。ロシアなどの旧ソ連からも最大3千人が流入。なおこの発表は、東南アジアのデータは十分に入手できなかったため推計に含めていないという。

イスラム国に加入した戦闘員の数

正確な数字は把握し切れず、情報ソースによって多少の数字の違いがある

2月6日 米国人女性が空爆によって死亡したとする声明

イスラム国が、拠点のシリア北部ラッカ近郊で拘束していた米国人女性ケーラ・ミュラーさん(26)がヨルダン軍の空爆によって死亡したとする声明を出した。

ミュラーさんは2013年8月、人道支援に携わっていたシリア北部アレッポで拘束された。

イスラム国の宣伝ビデオ制作に関与した英国人に禁錮12年

英国の裁判所で6日、イスラム国の宣伝ビデオ制作に関わり、「聖戦」に加わるよう他の英国人をそそのかしたとして、英国人の被告(27)に対し禁錮12年の実刑判決が言い渡された。

同被告はイスラム国に近い武装勢力に加入、約6ヶ月間にわたってキャンプで訓練を受けていた。当局に気づかれずに帰国しようとしたが、英南東部のドーバーに着いた際に捕まったという。

ヨルダン軍による3日間の集中的な空爆、計56拠点を破壊

パイロット殺害の報復として5日から3日間実施した集中的な空爆により、イスラム国の司令部、訓練施設、武器庫など計56拠点を破壊し、所期の目的を達したと発表。

米誌ニューズウィークのTwitterアカウントが乗っ取られる

イスラム国と関連があると主張するハッカーに乗っ取られた。アカウントにはオバマ米大統領一家への脅迫のほか「われわれは内部からお前たちのサイバーセキュリティーを破壊する」との書き込みもあった。

2月11日 オーストラリアでテロ計画の2人を逮捕

テロを準備していた疑いで2人の男を逮捕。イスラム国の影響を受けているとみられ、10日に市民の殺害などを実行する計画だったとしている。

アパートの部屋からはナイフ、手作りのイスラム国の旗、録画済みのビデオなどが押収された。

アノニマスが宣戦布告 サイバー攻撃、イスラム国関連SNSダウン

米CNNなどによると、国際的ハッカー集団「アノニマス」がイスラム国に関連するFacebookやTwitterのアカウントにサイバー攻撃をかけ、機能不全に陥らせたと主張していることがわかった。
Facebookページ12件、Twitterアカウント800件近く、メールアドレス50件以上などをサイバー攻撃の対象としたもよう。

アノニマスはYouTubeで声明を発表し、「イスラム国はイスラム教徒ではない。お前たちを捕らえ、サイト、アカウント、メールをダウンさせる。お前たちをウイルスのように扱う」と宣言。

2月15日 エジプト人キリスト教徒21人を殺害したとする映像を公開

イスラム国に忠誠を誓う武装勢力が、リビア国内で出稼ぎのエジプト人キリスト教徒21人を殺害、映像を公開。ビデオにはオレンジ色の服を着た人質らが海辺で横一列に並ばされ、首を切断される様子などが映し出されていた。

2月16日 エジプト軍がイスラム国の拠点に空爆

エジプトのキリスト教の一派コプト教の信者21人を斬首する場面の映像を公開したことを受けての措置。イスラム国の訓練キャンプや武器庫を空爆したと発表。

エジプトがイスラム国系への空爆で他国に介入したのは初めて。

2月17〜19日、米主催の過激派対策国際会議が開かれる

首都ワシントンで開かれる。正式な名称は「暴力的過激主義対策サミット」。

ホワイトハウス高官によると最終日19日に国務省で開かれる会合には60ヵ国以上の閣僚や政府高官、国連の事務総長らが参加し、オバマ大統領が演説する予定。

若者の過激化防止や、地域社会レベルから国際社会での過激派対策における協力の在り方を幅広く議論し、共同声明を発表する予定。

日本からは中山泰秀外務副大臣が出席する。

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