「ゼロ・イチ・ニの法則」 子供が減り続ける誤った認識とは

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100年後の日本は人口わずか4300万人。

国立社会保障・人口問題研究所の発表した将来推計人口によると、日本の総人口は2050年頃には1億人の大台を割り込み、2082年にはピーク時の半分に。そして今から約100年後となる2110年には総人口が約4300万人にまで減ると見通されています。

これは現在の1都6県(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木)の合計人口とほぼ同じ。つまり、仮にこの1都6県に現在と同じだけ人がいれば、日本の他の地域には大阪にも名古屋にも人っ子一人いないことになる、ということです。

現実には日本人全員が首都圏に集まって住むなんてことにはならないだろうから、このわずかな人々が日本中に散らばって生活しているような状況が想像されます。

ところで、なぜそんなに人口が減少していってしまうのか。

その原因の一つとして、今週発売の週刊現代に『ゼロ・イチ・二の法則』と呼べる国民意識に触れた記事があったので、少し引用してみます。

(過去の)社会運動の結果、私たちの意識のなかには、「結婚して子供を2人産めば日本は大丈夫」というイメージが定着してきた。だが、ここに「ゼロ・イチ・二の法則」と呼ぶべき落とし穴がある。

子供が必要だ必要だと喧伝される昨今、女性は自分の子供が0人だと、大変なプレッシャーを感じる。1人生まれて少し安心し、家計が許すなら2人と考える。しかし、2人生まれると、「もう義務は果たしたよね」と考える女性が圧倒的になるというのだ。

だが、これは間違いだ。人口を増加も減少もしないように安定させるには、女性が「平均で 2.07人の子供」を産む必要がある。多くの女性が2人で安心してしまうと、平均値は2を越えず、結局は人口が減少してしまう。子供の数を「ゼロかイチかニ」と認識している限り、人口減少は絶対に止まらない。

過去の社会運動とは、昭和50年頃に政府が進めていた「人口の増加を抑えるための国策」のことです。

これだけ人口減少の問題がクローズアップされている現在からはちょっと想像し難いものがありますが、今からほんの30数年前には、「このままでは人口が増え過ぎてヤバい」「子供は2人までにしよう!」ということが盛んに言われていたのです。

で、その人口が増え過ぎてヤバいと言われていた時に「子供は2人!」。そして人口が減ってヤバいと言われている今も「子供は2人産もうよ」。

結果、何だかよく分からないけど国民の多くの意識下には「子供は2人ぐらいが丁度いい」みたいな考え方が浸透してしまっているようです。

しかし実際には、「子供は2人」という意識では人口は減少し続ける、と。

「子供0じゃ気まずい」「1人じゃ少ない」「でも3人じゃ多過ぎる」……結果、「子供は2人が理想」になってしまう。

と、こう考えいくと、もしかしたらこの今の日本が直面している「将来的な人口推移の問題」は、「横並び大好き日本人の性質的な問題」にこそ問題の本質が隠れているのかもしれないですね。

「だいたいみんなと同じぐらいの子供を」みたいな。そんな消極的な姿勢でいたら、そりゃ多くの人は「理想の2人」に届かず、「まあ1人いるし、いっか」ってことにもなるわけで。すると全体としては人口減少問題という大きな社会問題にまでなってしまう、と。

「子供は何人ぐらいがいい」だなんて既成概念はみんな取っ払っちゃいましょうよ。政府もそういう方向にもう少し力を入れてみたらどうですかね。

なんて風に思います。
以上、「ゼロ・イチ・二の法則」についてと余談でした。
ではまたっ

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