MERS(マーズ)の症状や潜伏期間、予防法など、重要情報まとめ

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日本にもその脅威が迫りかねないMERSコロナウイルス感染症(中東呼吸器症候群)について、私たち個々人が注意すべき点・知っておいた方がよさそうなこと、をまとめてみます。

ちなみに症例に関する最新の情報はWHOのサイト Disease Outbreak News(英語)で見ることができます。

MERSの主な症状

主な症状は、日本の厚労省のサイトによると「…発熱、せき、息切れなどです。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。」とありますが、

一方で、Wikipediaによると「肺炎(異型であるので診断に注意が必要)を主症状としており、…」と書かれています。

正直どちらを信頼して良いのか分かりません。Wikipediaではそれ以外の情報の部分に「ラクダ商人の38歳男性が肺炎で死亡した。」などの記述があり、それを考えると肺炎がMERS感染による症状の一つとして存在するのは確からしくも思えてきますが……。厚労省としての見解だとそれは「せき」ということなのでしょうかね…??

いずれにせよ、主な症状としては上記のものがあるそうです。
ただ、MERSに感染しても何も症状が現れない人や、現れてもごく軽症な人もいるとのことですので、その辺が恐ろしいです。

MERSの予防法

今のところMERSを予防できるようなワクチンは開発されていません。というか、そういったものが開発されるにはまだまだ相当な時間がかかりそうです。

個人でできる対策としては、MERSは飛沫感染の可能性が高い(空気感染ではないと考えられている)ため、たとえば病院や空港などではマスクを着用し、咳やくしゃみをしている人には近づかないようにしたいものです。

MERSの治療法

MERSの予防にこれといったワクチンが開発されないのは、まだまだMERSについて分かっていることがあまりに少ない、分からないことだらけだからです。

そのため治療法も、今のところまだ発見や確立はされていません。安静にして、しっかり栄養を摂って、あとは患者本人の治癒力に頼るしかありません。なので、高齢者や基礎疾患のある人で重症化する傾向が見られています。

MERSの感染経路

MERSがどのようにして人に感染してしまうのか、まだ正確には分かっていません。

MERSウイルスの感染源は恐らく動物だろう、そしてそれは中東のラクダの可能性が高い、という程度のことは分かっていますが、一方でこれまでの患者の中には動物との接触歴のない人も多く含まれており、まだ確かなことは何も言えない状態のようです。(ラクダの他にコウモリも感染源としての疑いが強まっている)

MERSのヒト→ヒト感染

MERSは既にヒトからヒトへの感染が確認されています。家族間や、医療機関における患者間、患者と医療従事者間など、比較的濃厚な接触者間での感染が報告されています。

持続的なヒト・ヒト感染の報告はまだなく、空気感染はしないものとみられていますが、それでも病棟の中での院内感染が韓国でも報告されているので注意が必要です。

中東以外で感染者の多い国

中東地域以外で最も感染者数が多いのは韓国で、5月21日にMERS患者第一号が確認されてからわずか10日あまりで隔離対象者は既に約750人にも上り、感染者は韓国国内で25人だと6月2日の現地報道がなされています。

感染源から直接感染した人を1次感染、その人から感染した人を2次感染といいますが、韓国国内では既にその先の3次感染まで確認されており、もしこれが4次感染などに広がれば、その時にはいよいよ日本にもMERSウイルスが持ち込まれる可能性が非常に高まります。

MERSウイルスが日本に入ってきている可能性

日本に既にMERSウイルスが入ってきている可能性も否定できません。

というのも、韓国人のMERS患者第一号の男性の家族が、患者と接触したために本来なら隔離対象であるはずなのに、アシアナ航空機に搭乗して中国へ行き、香港国際空港の検疫では「MERS患者と接触していない」とウソをつき、そのまま中国国内ではバスにも乗っていたという事実があるからです。

この家族のウソにより、MERSの中国での感染も5月29日に確認されました。そして感染者を乗せた航空機は28日まで消毒しないままフライトを行っていたため、なんと27日にはまだ消毒していない同機が名古屋の中部国際空港でも発着していたのです。

今のところ空気感染は確認されておらず、飛沫感染であると考えられているので、もしそれが正しい見解であるならば日本国内での感染はまだ大丈夫だと言えそうですが、まだウイルス自体が発見されて間もないもので実態がよく分かっていないため、空気感染を完全に否定することはできません。

MERSの潜伏期間

MERSの潜伏期間はおよそ1.5日〜14日と考えられています。

約2週間もの幅があるのは、まだ正確なことがよく分かっていないためです。機関によっては「よりいっそう長い期間のコンタクトトレーシング(患者との接触者に対する観察)が求められる」と考えているところもあります。

MERSの死亡率

最後に死亡率について。
MERSの死亡率は40-50%、つまり感染者の約半数が死亡するという非常に高いものです。

ちなみに数年前に大騒ぎになったSARS(サーズ)も、このMERSと似たコロナウイルスでした。が、あれだけ大騒ぎしたSARSの死亡率は約9%前後でした。今回話題になっているMERSがいかに我々にとって脅威的なウイルスかが死亡率から伺えます。

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