花粉症を治すための新薬「シダトレン」の副作用や使用上の注意点まとめ

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舌下免疫療法により花粉症を体質から根本的に治すことができると話題の新薬『シダトレン』。長年花粉症に悩まされている人にとっては朗報ですが、まだ発売開始されたのが昨年10月ということもあり、その副作用が気になるところ。

参考 使えるようになった「新薬」もうすぐ使える「新薬」一覧 | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

そこでシダトレンの服用によって起きる可能性のある副作用について調べてみました。と、服用を控えるべき人などの情報も簡潔にまとめてみたので参考にしてください。

花粉症を根治する「シダトレン」(鳥居薬品)の副作用と注意点

国内での臨床試験において安全性評価対象266例中、副作用は36例(13.5%)、52件(19.5%)で認められています。

重大な副作用 – ショック、アナフィラキシー

シダトレンは、花粉症の原因となっているスギ花粉のエキスを舌の下に垂らす薬なので、ショックやアナフィラキシーのあらわれる可能性があります。

舌下減感作療法は、スギ花粉のエキスを舌の上に垂らして(※本文ママ)、身体に少しずつ慣らしていくことで、症状の軽減を図る。くしゃみや鼻水などの症状を直接、和らげる薬とは異なり、体質そのものを変えるのが特徴だ。

花粉症が薬で治る?「舌下減感作療法」とは 「シダトレン」が保険適用

ショック、アナフィラキシーの症状

ショック、アナフィラキシーの主な症状としては以下のものが挙げられます。

  • 血圧低下
  • 呼吸困難
  • 全身潮紅
  • 顔面浮腫
  • 咽頭浮腫等の血管浮腫
  • 蕁麻疹(じんましん)
  • 喘息

これらの異常が認められたときには投与を中止し、直ちに適切な処置を行う必要がありますので、観察を十分に行ってください。

ショック、アナフィラキシーを早期に認識するために注意深く観察したい兆候

  • 口腔内異常感
  • 皮膚のそう痒感
  • 蕁麻疹
  • 紅斑・皮膚の発赤
  • 胃痛、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢
  • 視覚異常、視野狭窄
  • 鼻閉塞感、くしゃみ、嗄声、咽喉頭そう痒感・異常感
  • 胸部絞扼感、息苦しさ、呼吸困難、咳嗽、喘鳴
  • チアノーゼ(血中酸素濃度が低下して皮膚や粘膜が青紫色になる症状)
  • 頭痛、耳鳴
  • 不快感、悪寒
  • 四肢や顔のしびれ、顔面潮紅、発汗
  • めまい感
  • 振戦(筋肉の収縮、弛緩が繰り返されて起こる不随意のリズミカル運動)
  • 蒼白、動悸、頻脈、不整脈
  • 血圧低下、不安、恐怖感
  • 意識混濁

これが全てとは言えませんが、これらの症状があったら注意が必要です。

その他の副作用(発現頻度2%未満)

臨床試験において認められた(承認時)シダトレンの副作用の主な症状には以下のものがあります。

  • 口内炎5件(1.9%)
  • 舌下腫脹5件(1.9%)
  • 咽喉頭そう痒感5件(1.9%)
  • 口腔内腫脹4件(1.5%)
  • 耳そう痒感3件(1.1%)
  • 頭痛3件(1.1%)

参考 www.torii.co.jp/iyakuDB/data/tekisei/tk_cdt_dr.pdf

アナフィラキシー等の発現に特に注意すべき時期

以下の時期は服用による体調の変化などがないか特に注意して観察してください。

  • 服用後30分
  • 投与開始初期
  • スギ花粉飛散時期

アレルゲン免疫療法を受けられない人

以下に当てはまる人はシダトレンのようなアレルゲン免疫療法を受けられません。

  • 妊娠されている方
  • 喘息や気管支喘息の症状が強く出ている方
  • 重症の口腔アレルギーの方
  • 抜歯後などの口腔内の術後、傷や炎症などがある方
  • ステロイドや抗がん剤、β阻害薬使用など特定の薬を使用されている方

参考 教えてドクター! 花粉症のための『舌下免疫療法』|花粉症ナビ

また授乳中の投与に関する安全性も確立されていませんので、授乳中のお母さんはなるべく服用しないように。やむを得ず服用するのであればその時には授乳を避けるようにしてください。

上記以外にも適応できないケースがあるので、服用の際はお医者さんとよく相談してください。(65歳以上の高齢者や12歳未満の小児等に対する安全性もまだ確立されていない)

まとめ

臨床研究としてこの治療法を行ってきた永倉氏は、この薬の効果を実感しているという。
(中略)
「私が診た患者さんのうち、2年継続した方の約9割に効果が見られました。そのうち1割の方は、花粉シーズンのピーク時でも症状がほとんど出ないほど改善したのです」

使えるようになった「新薬」もうすぐ使える「新薬」一覧  | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

少量のスギ花粉エキスを服用し続けることによって体質から根本的に改善させることができる。これは毎年のようにつらい花粉症に苦しめられていた人にとっては「待ってました!」と言わんばかりの薬でしょうね。

この薬が病気に効く作用を考えると、医学もいよいよハイブリッド化というか、西洋医学でも人の「体質」ということを考えるようになったんだなあと、医学の進歩を感じます。(まあ本当は、とっとと東洋医学や漢方薬とも仲良くやれよ、って話ではあるんですが)

シダトレンを服用される方は、アナフィラキシーに注意しなければいけないので「過剰な服用に注意!」ということだけしっかり頭に入れておき、体質改善に挑戦してみてください。


以上です、
ではまた

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『花粉症を治すための新薬「シダトレン」の副作用や使用上の注意点まとめ』へのコメント

  1. 名前:偉そうに書いてますが 投稿日:2015/12/08(火) 12:23:35 ID:95f1628b3 返信

    舌下ですよね、下の上になんかたらしませんよ。

    • 名前:Hef 投稿日:2015/12/08(火) 23:49:37 ID:651b2d862 返信

      コメントありがとうございます。確かに「シダトレン®スギ花粉舌下液」なんですから舌の上に垂らすなんておかしいですよね。引用先を確認したら「舌の上に垂らして」となっていたので、引用文中に「(※原文ママ)」の表記を加えさせてもらいました。ご指摘ありがとうございました。

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